ゲームで次に何をすれば良いのか、どこに行くのかを示したマップ上のマーカーがありますよね。
ほとんどのゲームは画面上にマップやレーダーが表示されていて自分が今いる場所(現在地)と次に行くべき場所(行くとイベントが起きてストーリーが進む)が表示されています。そのため迷うことがあまりないと思います。
この非常に便利なゲームの行き先マーカーですが、メリット・デメリットがあるように思えてきました。今回はその理由をお話します。
行き先マーカーがあることでのメリット
迷わない
まずはこれですよね。迷わないことです。
行き先マーカーが出ているおかげでそこに行けばいいだけですので迷うことがあまりありません。多少入り組んでる場所でもこっちの方角で間違いないと確信も持てますから。
他の場所を探索してから進めようと思ったときでも役立ちます。色んな場所に寄り道してもどこに行けば良いのか分かっていますので思う存分、知らないエリアを探索できます。
前回ゲームを遊んでから日が空いたときでも助かりますね。あれ?次は何をすれば良いんだっけ?と記憶をさかのぼる必要がなくなります。
イベントシーンをスキップしても問題ない
次の行き先が分かっているのでイベントシーンはどんどんスキップしても問題ありません。
昔のゲームだとイベントシーンでのNPCの会話をきちんと聞いていないと次にどこに行けば良いのか分からなくなることがありましたがそれもありません。急いで進めたいときは便利だと思います。(スキップして面白いかは別として)
また、行き先だけでなく次に何をすればいいのかもメニュー画面などに表示されていますので、マーカーが出てる場所に行っても何をすればいいのか分からないということもありません。
とまぁ、とても便利な機能ではあるのですがやっぱりデメリットも存在すると思います。
行き先マーカーがあることでのデメリット
考えながらゲームを遊ばなくなる
やっぱりマーカーがあると、とりあえずそこに行けばいいと思ってゲームを進めがちになります。
次は何をしないといけないからあそこに行く必要があると考えながら遊ぶ人もいるでしょうが、とりあえずマップの光ってる場所に行っとけばいいよね。と思いながらキャラを操作する人もいると思います。
これはこれでいいのかもしれませんが、何も考えずにとりあえずマップに印がついてる場所まで行ってイベントを見て戦闘して、というのは寂しいような気もします。
イベントシーンなど他のキャラの話をきちんと聞かないからゲームに入り込めない
マーカーが出るおかげで次に何をすればいいのか分かるため、イベントシーンや会話をスキップする人もいるようですがやっぱり登場するキャラクター達の会話などきちんと聞かないとそのゲームの世界に入り込めないと思うんですよ。
没入感っていうんですかね。自分はそのゲームの世界の住人、主役なんだと思いながら遊ぶことができない気がします。ロールプレイングゲームやアドベンチャーの楽しみってそこだと思うので。
ゲームの世界に入り込んで敵に対して怒りを覚えたり、悲しんだりできるのがテレビゲームの良さだと思うんですよ。映画やドラマとの1番の違いだと思っています。それがどうしてもスキップされたりすると無くなってしまう気がします。
会話をきちんと聞かないと次の展開が分からないほうがイベントなどをきちんと見ようと思うでしょうし、そうすれば自然とゲームの世界に入り込めると思います。
ゲームの行き先マーカーは便利なものだけど簡単になりすぎな気もする
ゲームの行き先マーカーが出ることで迷うことも少なくなってると思いますので昔より途中でつまずく人も減ってると思います。
昔のゲームだと次はどこに行けばいいのか分からなくなることも多かったですからね。それで結局クリアせずに投げ出されてしまうゲームもあったはずです。
それに比べれば行き先マーカーが出ることはいいことなのかもしれませんけどね。ちょっと簡単になりすぎてる気もします。
オープンワールドゲームが増えてる現在、行き先マーカー無しでは厳しいのかもしれない
今のゲームはオープンワールドだったり移動できる場所が多すぎて、マーカーなどで行き先を細かく指定してあげないとさすがに厳しすぎるような気もします。
一本道だったリニアのゲームの頃とは環境が大きく変わってるのでこればっかりは仕方ないことなのかもしれません。昔のゲームは進めていけば必ずこの道を通るという仕組みだったからマーカーなんて無くても良かったのかもしれないですね。
でも、その場所に着いたとしてもそこで何かをしないといけなかったりすると、会話を聞いてなくて何をすればいいか分からなくて行き詰まるっていうことがありました(笑)
何をすればいいか分からなくなる人が多かったからマーカーを用意してくれたのかも
私は子どもの頃にFF8を遊んだとき、デリングシティで魔女イデアと戦うときに時計部屋に移動するシーンがあるのですが、その時計部屋に行く方法が床の扉からというカーウェイ大佐の話を聞き逃していて行き詰まったことがありました(笑)
あのときはアルティマニアという攻略本を買ってきて先に進めましたね。こんな人が多かったからゲーム開発側の方々が配慮して行き先マーカーや、次に何をすれば良いのか表示してくれるようになったんですかね(苦笑)
こう考えると単調になったとか言ったらダメですよね。誰でもクリアできるように配慮していただいてるわけですから(笑)
何時間も迷ったり分からなくて攻略法を調べたりするのもゲームの楽しさだと思うのですが、誰でもどんなゲームでもスムーズに快適に楽しむには行き先マーカーは必須なのかもしれません。