(追記:PCやキャプチャーソフトのアップデートで使用できなくなる可能性がありますので、ご購入は自己責任でお願い致します…。この記事を書いた時点(2019年6月26日時点)では使用可能でした。追記ここまで。)
ゲーム実況に使っているキャプチャーボードの調子が悪かったので、安いキャプボを探していたところ、アマゾンで1万円くらいで買えるキャプボを見つけました。
「Basicolor」というメーカーの「ARX 321」というキャプチャーボードです。
ただ、アマゾンだと名前がグチャグチャでイマイチ分かりにくいんですよ。「Basicolor321」と書いてあったり、「ARX321」、「HSV321」とも表記されています。これだけ安かったり名前がグチャグチャだと本当に録画できるのか、画質は悪くないのか心配な人も多いと思います。
レビューもありますが、「自転車につける」とか「ライトが〜」とか全然関係ないレビューも多いんですよ、なぜか。別の商品のレビューを間違えて書き込んだのでしょうか。安心して買うためにレビューを見たのに余計に不安になりました(笑)
そこで今回は思い切って買ってみたので、この激安キャプボのレビューをしていきたいと思います。前置き長くて申し訳ない!
開封〜パッケージと同梱物
まず、外箱、パッケージはこんな感じの箱です。想像よりも小さい手のひらサイズですね。
こっちにはHSV HD BOXと書かれていますね(苦笑)
それで中身はこんな感じ。
内容物は、
- キャプチャーボード本体
- USBケーブル
- 取扱説明書
- 保証書
と、なっています。保証書とか取説の文章はブログに載せていいか分からないのでとりあえずモザイクにしておきました。取扱説明書は日本語になっていますが、カタコトですね(笑)あまり期待はしない方がいいでしょう。
キャプチャーソフトは付属しませんので、私はOBSを使いました。
そして肝心のキャプボ本体はコレです。
手のひらサイズで置き場所には困りません。作りもしっかりしています。
強度は壊したくないので実際に落としたりして調べたりはしませんが、高い位置から落としたり強い衝撃を与えなければ大丈夫そうだと思いますよ。
そして本体にはケーブルの差込口が全部で3ヵ所あります。まずは片方に2ヵ所。
USBケーブルの差込口とHDMI端子の差込口です。
USBはPCとキャプボを繋いでゲーム機の映像をPCの画面に映すため、INと書かれたHDMIはゲーム機の映像を取り込むために使います。
そして反対側には差込口が1ヵ所あります。
OUTと書かれたHDMIですね。これはモニターと繋ぐHDMIの差込口です。
ゲームの映像をモニターにパススルーで遅延なく映すためのHDMIです。
それでは実際にケーブル類を繋いでみましょう。
ケーブルを繋いでゲーム機とPC、モニターに接続してみる
これが必要なケーブルを挿した状態のキャプチャーボードです。
- PCとキャプボをUSBケーブルで繋ぐ
- ゲーム機とキャプボをHDMIケーブルで繋ぐ
- キャプボとモニターをHDMIケーブルで繋ぐ
と、なります。
あとはPCとゲーム機の電源を入れればキャプチャーボードの赤いランプが点灯します。キャプチャーボードの電源はUSBでPCと繋いでるので不要です。
キャプチャーソフトは付属していません。私はOBSの録画機能を使ってゲーム画面をPC上に映しました。
パススルー機能があるからモニターを見ながら遅延なくゲームをプレイできる
キャプチャーボードを使ってゲームを録画しようとすると、PCの画面上では必ず遅延が発生します。操作してから実際にゲーム画面に反映されるまでにラグがあるのですが、このキャプボはパススルー機能があるので遅延がない映像をモニターに映せます。
ですので、キャプチャーボードを使わずに普通にゲームを遊んでるときと同じ感覚でモニターを見ながら操作できますよ。アクションゲーム、音ゲーをやるときも問題ないと思います。ただ、それはモニターを見ながらやる場合です。PCの画面上はラグがありますのでご注意を。
同じBasicolorのキャプボで価格が9,000円くらいのARX322というものがありますが、そっちはパススルー機能が無いので買わないほうがいいと思います。遅延があると想像以上にゲームがプレイしにくいです。買う前はラグがあっても大丈夫だろうと思っても、実際にラグがあるPCの画面を見ながらやると操作が大変です。パススルー機能があるARX321をオススメします。
ARX321とPS4シェア機能の画質を並べて比較
今回はBasicolor「ARX321」(720p)と、PS4のシェア機能(720p)の動画を並べて比較動画を録ってみました。録画に使ったキャプチャーソフトOBSの設定は何も変更していません。デフォルトの状態で録画しました。
左が今回購入したキャプボARX321で録画した動画、右がPS4のシェア機能になります。どちらも解像度は720pです。(※私のPS4が720pまでなのでARX321も720pで統一しました。1080pも対応しています。)
PS4のビデオクリップよりもBasicolorのキャプボのほうが少し画質がシャープでしょうか。くっきりしているようにも見えます。
PS4の画質のほうが好みであればキャプチャーソフトの設定で近いものにすることは可能だと思います。
安いキャプボでも、そこそこの画質かと思います。値段相応でしょうか。まぁ、もともと720pですからそこまで綺麗ではありませんが。
せっかくですので1080pでも録画してみました。ただ、うちのPS4は1080pに対応していないので1080pはBasicolorの録画のみです。すみません。
1080pで録画してみた
720pのときと同じようなシーンを今度は1080pで録画してみました。物凄く綺麗というわけではありませんが、先程の720pよりは綺麗に見えますね。
ただ、やはり1080pと言ってもYouTubeに上がってる同じゲームの他の動画を見てみると、同じ1080pでもこの動画の方が汚いように見えます。1080pと数字は同じでも高いキャプボと比べると劣化している部分があるのでしょうね。
あまり画質云々の詳しいことは分かりませんが。やっぱり値段が安いので仕方ないと思います。
TreasLinっていうメーカーのキャプボと何が違うの?
余談ですが、このBasicolorというメーカーのARX321を探していた時に、ほとんど同じデザインのTreasLinというメーカーのキャプボを見つけました。
コレです。ほとんど同じ見た目で何が違うか分からなかったので、とりあえずレビュー数が多かったBasicolorの方を私は買ったのですが、カスタマーQ&Aを見てみると、
TreasLinというメーカーのものとこちらのものがありますが、同じように見えるのですが、どうなのでしょうか
どちらも買いましたが同じものです。
外箱や付属品も同じものが同梱されていました。確かに同じように見えますね〜
treaslinを実際使ったことが無いので、外見が同じとしか言えないです。
PCで認識させた時、Mira boxってなってました。
制作元が同じでOEM供給してるんでしょう。(引用元:Amazon.co.jp: カスタマー Q&A)
という書き込みがありました。どうやら同じもののようですね。
こっちの方でも良いかもしれませんが、私が実際に買って使ってみたのはBasicolorの方になります。
PS3の録画も可能
PS3のゲームも試してみたところ、普通に録画することができました。動画はPS3のレッド・デッド・リデンプションになります。他にもコールオブデューティーブラックオプス2も試しましたが、問題なく映りましたね。
通常ならPS3のコピーガード(HDCP)があるので画面が映らないのですが、このキャプボは分配器など何も使わずに録画することが可能でした。
カスタマーQ&AにはPS3はできないと言われてる方もいますが、実際には録画可能でした。
安くてそこそこ綺麗なHD画質で録画できればいいという人にはBasicolor321はオススメ
やっぱり高いキャプボに比べたら劣るのは仕方ないと思います。
でも、約1万円という価格でそこそこ綺麗なHD画質のゲーム動画が録画できるキャプチャーボードってほとんどありません。
ゲーム実況を録りたいけどキャプチャーボードが高くて手が出せないという方はまず、安価なBasicolorのARX321から使っていくのもアリかもしれません。