いよいよ明日に発売が迫った、Pokémon LEGENDS Z-A。「人とポケモンが共存する街」を目指すミアレシティの都市再開発。しかし、その輝かしい計画の裏には、本当に光しかないのでしょうか?
この記事では、公式情報から読み取れる断片的な情報を繋ぎ合わせ、この物語の裏で糸を引く「黒幕」の正体を、大胆に考察・予想していきます。
最有力候補:その名が怪しすぎる「クエーサー社」
今回の都市再開発計画を主導する存在として紹介されている、クエーサー社。表向きは輝かしい未来を創造する企業に見えますが、その名前にこそ、最大の違和感が隠されています。
「クエーサー」とは、宇宙に存在する天体の中でも、最も明るく、そして最も激しいエネルギーを放出する天体です。そのエネルギーは、銀河を丸ごと吹き飛ばすほどの凄まじい力を持つとされています。
なぜ、一企業の名前として、これほどまでに破壊的で強大なエネルギーを持つ天体の名を選んだのでしょうか。
- 仮説1:エネルギーの支配:ミアレシティの地下には、かつてAZが「最終兵器」で使用した巨大なエネルギーが眠っている可能性があります。クエーサー社は、都市再開発を隠れ蓑に、そのエネルギーを掘り起こし、支配しようとしているのかもしれません。
- 仮説2:行き過ぎた理想:彼らの言う「人とポケモンが共存する街」とは、全てのポケモンを管理・支配下に置くことで実現する、歪んだ理想郷である可能性も考えられます。
いずれにせよ、クエーサー社が物語の中心的な存在であり、単純な「善」の組織ではないことは、その名前が強く暗示していると言えるでしょう。
悲劇の王「AZ」は敵か、味方か?
ポケットモンスター X・Yから引き続き登場する、3000年の時を生きる謎の男、AZ。
彼はかつて、愛するポケモンを蘇らせるために「最終兵器」を作り、カロス地方に大きな破壊と悲劇をもたらした張本人です。
- 贖罪のための行動か:長い時を生きる彼は、自らが犯した過ちを深く悔いているはずです。ミアレシティの再開発に協力しているのは、その贖罪のためかもしれません。
- 利用される可能性:しかし、その純粋な「贖罪の心」を、クエーサー社に利用される危険性も考えられます。「今度こそ、理想の世界を」と唆され、意図せずして再び過ちを繰り返す手助けをしてしまう…そんな悲劇的な役割を担う可能性は否定できません。
AZが自らの意志で黒幕となる可能性は低いでしょう。しかし、彼の持つ力や知識が、真の黒幕に利用される展開は十分にあり得ます。
忘れてはならない「フラダリ」という思想の影
公式情報に彼の名前は一切ありません。しかし、カロス地方の物語を語る上で、あの男の存在を無視することはできません。そう、フラダリです。
彼は「美しい世界を維持するため、選ばれた者以外を排除する」という、歪んだ選民思想を持っていました。彼の計画は一度は阻止されましたが、その思想まで消えたとは限りません。
- 思想の継承者:クエーサー社の幹部が、フラダリの思想を受け継ぐ者である可能性はないでしょうか。「完璧な共存都市」を作るために、計画の障害となる人間やポケモンを密かに排除していく…そのやり口は、まさにフラダリを彷彿とさせます。
フラダリ本人が再登場することは考えにくいですが、彼の危険な思想は亡霊のようにカロス地方に残り、クエーサー社という新たな形で蘇っているのかもしれません。
まとめ:真の黒幕は「行き過ぎた正義」か
これらの考察をまとめると、一つの仮説が浮かび上がります。
真の黒幕は、強大なエネルギーを手にしたクエーサー社。彼らはAZの贖罪の心を利用し、「完璧な共存都市」という名の「行き過ぎた正義」を実現しようとする。その根底には、かつてのフラダリと同じ、歪んだ理想が流れている…。
もちろん、これは発売日前日の考察に過ぎません。真実は、明日から始まるミアレシティでの冒険の中で、あなた自身の目で確かめてみてください。