2020年に発売された『あつまれ どうぶつの森』(あつ森)は、5年経った今でも多くの人に愛され続けているスローライフゲームです。「気になっていたけど、タイミングを逃してしまった」「今から始めても遅いんじゃない?」そう思っている人にこそ、実はちょうどいいのが2025年の今なんです。
なぜなら、発売当初から重ねられたアップデートによって、遊びの幅がぐっと広がっているから。喫茶「ハトの巣」、かっぺいのボートツアー、有料追加コンテンツ『ハッピーホームパラダイス』など、さまざまな要素が最初から揃っています。いま始める人は、完成された状態から遊べるという贅沢なスタートが切れるんです。
焦る必要はありません。あなたのペースで、あなただけの島を育てていけばいいのです。
あつ森ってどんなゲーム?

プレイヤーは「たぬき開発」が企画する無人島移住パッケージプランに参加し、何もない小さな島に降り立ちます。最初はテントと少しの道具だけ。でも、釣りをしたり虫を捕まえたり、DIYで家具を作ったりしているうちに、少しずつ暮らしが形になっていきます。やがて木々が茂り、家が建ち、動物の住民たちが集まってくる。島が息づいていく過程そのものが、このゲームの魅力です。
あつ森には明確なゴールがありません。やりたいことを、好きなときにできる自由さが魅力。釣りや虫取り、化石集め、インテリアの模様替えなど、遊び方は人それぞれです。
現実と同じ時間が流れる世界で、自由気ままに過ごす。忙しい日は数分だけ島を散歩して終わり、時間のある休日には家具の配置を考えたり、じっくり釣りを楽しんだり。そんなプレイヤーの生活リズムに寄り添ってくれる優しさが、あつ森の大きな魅力だと思います。
DIYで創る、あなただけの暮らし

あつ森の大きな特徴のひとつが、DIY(Do It Yourself)システムです。シリーズではお店で家具や道具を買うのが基本でしたが、今作では素材を集め、自分の手で作る楽しさが加わりました。
木を揺らして木材を集めたり、石を叩いて鉱石を手に入れたり。そうして集めた素材を組み合わせて、釣り竿やスコップといった道具から家具まで、さまざまなアイテムを作り出せます。少しずつ島が自分の手で豊かになっていく感覚がたまりません。
レシピは住民から教わったり、浜辺に流れ着いたメッセージボトルから見つけたり、風船を撃ち落として入手したりと、日々の暮らしの中で出会えます。季節が変わるごとに手に入る素材も変わるので、冬には雪の結晶を集めて雪だるまを作ったり、春には桜の花びらで家具を作ったり。季節の移ろいを感じながらクラフトを楽しめます。
いま始めるメリット:遊びの幅がとにかく広い
島クリエイターで理想の島を実現

島の評価を三つ星まで上げると、「島クリエイター」という特別な機能が解放されます。スマホからアプリを起動すれば、作業服に着替えて本格的な島づくりがスタート。島の地形そのものを手直しできるようになります。
最初は道づくりから始めるのがおすすめ。家や施設をつなぐ道を整えれば、島全体の雰囲気がぐっと引き締まります。マイルを使って工事ライセンスを交換すれば、崖を削ったり川を埋めたりと、より自由度の高い島づくりが楽しめるようになります。
和風の温泉街にしたり、森の奥に隠れ家を作ったり、海辺にカフェを並べてみたり。自分の想像次第で、島の姿はいくらでも変わります。SNSでは世界中のプレイヤーが自慢の島を公開していて、眺めているだけでもアイデアが湧いてくるはず。
家の外観もリフォームで自由に変えられます。部屋を増やしてテーマごとに家具を揃えたり、ドアやポストのデザインを選んだり。細かいところまでこだわれるので、暮らしの空間を作り込む楽しさがあります。
個性豊かな住民たちとの日々

島には400種類以上の動物の住民候補がいて、その中から最大10人が一緒に暮らせます。性格や口調、行動パターンもさまざまで、話しかけるたびに違った反応を見せてくれます。
プレゼントを渡したり、誕生日を祝ったりするうちに、少しずつ仲良くなっていくのが楽しいところ。仲良くなると写真をもらえたり、部屋に招待してくれたりと、心の距離が近づく瞬間が訪れます。
お気に入りの住民(いわゆる“推し”)を見つけて、一緒に過ごす日々を大切にするのもあつ森の醍醐味。住民たちはただのゲームキャラクターではなく、あなたの島の仲間であり、小さな友達のような存在です。どんな住民たちと暮らすかも、プレイヤー次第です。
季節とともに移り変わる島の風景

あつ森の世界は、現実と同じ時間が流れています。春になれば桜が咲き、夏はセミが鳴き、秋には紅葉が広がり、冬になると雪が降り積もる。天気や時間帯によっても島の表情が変わり、朝焼けや夕暮れ、星空など、その瞬間だけの景色に出会えます。
季節によって釣れる魚や捕まえられる虫が変わるので、図鑑を埋める楽しみがあります。限られた期間しか出現しない生きものを探すために、島を駆け回るのもワクワクする瞬間。マリンスーツを着て海に潜り、海の幸を採るのもまた格別です。
集めた魚や虫、化石は博物館に寄贈できます。展示室では、まるで本物のように並べられた標本を眺めながら、自分の島の歴史を感じられます。さらに館長フータの依頼を受けて喫茶「ハトの巣」をオープンすれば、マスターの入れるコーヒーが楽しめる小さな憩いの場が生まれます。常連になると特別なプレゼントがもらえることもあるので、つい足を運びたくなります。
季節イベントで特別なひとときを

一年を通して、季節ごとにさまざまなイベントが開催されます。イベント期間中は特別な家具や服、料理のレシピが登場し、島全体がにぎやかに彩られます。
- 春のイースター:島のあちこちに隠されたタマゴを探して、限定家具をDIY
- 夏の花火大会:浴衣を着て夜空の花火を楽しむ
- 秋のハロウィン:住民たちとお菓子や仮装で盛り上がる
- 冬のクリスマス:島中がイルミネーションに包まれる幻想的な季節
- 年越しカウントダウン:住民と一緒に新年を迎える特別な夜
海外のお祭りをモチーフにしたイベントも多く、普段とは違う雰囲気が味わえます。それぞれのイベント限定アイテムをコレクションして、季節ごとの島の装いを楽しむのもおすすめです。
冒険心をくすぐる離島ツアー

貯めたマイルを使って交換できる「マイルりょこうけん」で、どこかの小さな無人島へ冒険に出かけられます。訪れる島ごとに環境が違い、珍しい生きものや特別な果物が見つかることもあります。行くたびに新しい発見があり、ちょっとした探検気分が味わえます。
さらに、桟橋にやってくる「かっぺい」のボートツアーでは、飛行場とはまた違った離島へ案内してもらえます。のんびりした歌を聴きながら海を渡る時間は、何度乗っても癒されます。時には不思議な植物や新種のはにわが見つかることもあるので、ぜひチャレンジしてみてください。
みんなで楽しむ、つながる島ぐらし
家族や友だちと同じ島で暮らす

1台のNintendo Switchと1本のソフトで、同じ島を共有することができます。最大8人までのユーザーが同じ島に住めて、同時に4人で遊ぶことも可能です。家族や友だちと協力して島を発展させたり、それぞれが自分のエリアを作ったりと、同じ場所で違う楽しみ方ができます。
インターネットで世界中の島へ

Nintendo Switch Online(有料)に加入すると、インターネットやローカル通信で最大8人が一緒に遊べます。友だちの島に遊びに行ったり、自分の島に招待して記念撮影をしたり。お互いのアイデアを見せ合うことで、島づくりの刺激にもなります。
世界中のプレイヤーとつながれるので、思いがけないデザインや飾り方に出会えることも。ひとりで遊ぶ楽しさに加えて、交流の輪が広がるのもあつ森ならではの魅力です。
さらに広がる遊び:有料追加コンテンツと便利なサービス
ハッピーホームパラダイスで別荘デザイナーに

有料追加コンテンツ『あつまれ どうぶつの森 ハッピーホームパラダイス』(2021年11月5日配信開始、税込2,500円)では、リゾート地にある会社「タクミライフ」で別荘デザイナーとして働く体験ができます。
住民の希望を聞きながら、家具の配置や庭のデザインまで自由にコーディネート。季節や時間帯も変更できるので、理想のロケーションを思い通りに演出できます。完成した別荘を眺める時間は格別です。
お仕事の報酬として「ポキ」という通貨がもらえ、特別な家具を購入して自分の島に持ち帰ることもできます。デザインの経験を積むうちに、学校やカフェ、レストランなどの大きな施設も手がけられるようになり、どんどん腕が上達していく実感があります。
お気に入りの住民をリゾート地に招待して別荘を作ることも可能で、引っ越しても別荘ではいつでも再会できます。このコンテンツは単品購入もできますが、「Nintendo Switch Online + 追加パック」に加入している場合は追加料金なしで遊べます(一定のゲーム進行が必要)。
タヌポータルでもっと便利に
スマートフォン用アプリ「Nintendo Switch Online」から利用できる専用サービス「タヌポータル」を使うと、島での暮らしがより快適になります。
- 島の出来事を日ごとに確認できる
- カブ価の記録をチェックできる
- 1日1回の「タヌポイント」で特別なアイテムを交換できる
- スマホのキーボードでゲーム内チャットが快適に入力できる
- 自分のパスポートや島の住民情報をスマホで閲覧できる
- 過去作のマイデザインをQRコードで引き継げる
外出先でも島の様子を確認できるのは便利で、ちょっとした空き時間に島のことを思い出すのも楽しい瞬間です。
パニーの島で充実のショッピング

島が発展してくると、近くの島に住む「パニエル」が遊びにやってきます。招待されて訪れる「パニーの島」では、撮影スタジオで好きなシーンを再現して写真撮影を楽しめます。
さらに、募金をしていくことで広場にさまざまなお店を誘致できます。リメイク職人のリサとカイゾー、絨毯屋のローラン、占い師ハッケミィなど、個性豊かな訪問者たちが常設店舗を構えてくれます。
相性占いや特別なお祈りなど、普段の島では体験できない要素も多く、訪れるたびに新しい発見があります。
amiiboで好きな住民を呼べる

どうぶつの森シリーズのamiiboやamiiboカードを使うと、キャンプサイトに好きな住民を招待できます。何度かやり取りを重ねるうちに、仲良くなって島に引っ越してきてくれることもあります。
サンリオキャラクターズコラボのamiiboカードを使えば、限定のコラボ家具や衣装も注文可能。自分だけの特別な島づくりがさらに広がります。
お金もうけの楽しみ:カブ取引にチャレンジ
島での暮らしをより豊かにするには、少しのお金(ベル)が必要になることもあります。そんなときに挑戦してみたいのが、毎週日曜日にやってくる「ウリ」からカブを買う“カブ取引”です。
カブは買うときの値段が週ごとに変わり、「タヌキ商店」での売値(カブ価)も毎日上下します。買ったカブは次の日曜日になると腐ってしまうので、いかにタイミングよく売るかがポイント。高値で売れたときの達成感は格別で、失敗したときも次への学びになります。
必ず儲かるわけではありませんが、毎週の相場を予想して一喜一憂する時間も、あつ森の小さなスリルとして楽しめます。
安心のバックアップ機能も完備
Nintendo Switch Online加入者向けには、本作専用の「セーブデータ復元サービス」が用意されています。万が一、本体の故障や紛失があっても、セーブデータを復元できるので安心です。
また、「島ごと引越し」や「プレイヤーだけ引越し」などの機能を使えば、別の本体にデータを移すこともできます。将来的に新しいハードへ移行する際も、これらの仕組みを使えば手軽に引き継ぎが可能です。
自分だけのペースで、のんびりと

あつ森の魅力は、何をするにも「自分のペースでいい」というところ。毎日プレイしなくても大丈夫。久しぶりに島を訪れると、住民たちは「おかえり!」と笑顔で迎えてくれます。
釣りや虫取りに没頭する日もあれば、島クリエイターで景観を整える日もある。気が向いたら博物館を充実させたり、マイデザインで服や絵を描いたり。どんな過ごし方をしても、ちゃんと島はそこにあります。
遊びを進めるうちに案内所が立派になったり、お店ができたりと、少しずつ島が発展していくのも楽しみのひとつ。でも、誰かと競う必要はありません。あなたの好きな時間に、好きなように暮らせばいいのです。
2025年の今、新しい島ぐらしを始めてみませんか? 何もなかった無人島が、あなただけの特別な場所になっていく過程を、ゆっくり楽しんでください。いつ始めても、いつ戻っても、島のどうぶつたちは変わらずにあなたを迎えてくれます。

