周辺機器のレビュー

【レビュー】ゲームテックのコントローラー「HGワイヤレスバトルパッドターボProSW」を使ってみた感想

2021年5月19日 ゲームイズベスト

ゲームテックのスイッチ用コントローラー「HGワイヤレスバトルパッドターボProSW」を買って使ってみたのでレビューしていきます。

プロコンより軽い

純正プロコンと比べてバトルパッドターボの方が軽いですね。もちろん無線接続対応ですのでバッテリーを備えているのですが、それでも軽いです。

プロコンが246gに対してバトルパッドターボは220gとなっています。実際に持ってみるまでは軽いと逆に安定しないのでは?とも思ったのですが、そんなことはありませんでした。

本体サイズはプロコンと同じくらい

HGワイヤレスバトルパッドターボProSW

サイズはプロコンとほぼ同じくらいですね。

プロコンが縦106mm×横152mm×厚さ60mmに対し、バトルパッドターボは縦110mm×横157mm×厚さ53.5mmとなっています。

縦横はプロコンの方が若干、小さいですが厚みが6.5mm違うのでバトルパッドターボの方が持った時には小さく感じました。特にグリップが細く感じましたね。

厚みの方が手の大きさに影響する気がしますので、プロコンよりもう少し小ぶりなコントローラーが欲しいという人は丁度いいかもしれません。

グリップ部分はラバーというよりレザーって感じ

HGワイヤレスバトルパッドターボProSW

グリップの素材はプロコンとは違います。

ラバーというよりレザー、革のような感じでしょうか。車のシートやソファーにも使われてそうな素材です。滑りにくく、しっかりと持つことができます。私は手汗をかきやすい方ですが、それでも安心感があります。

好みもあると思うがプロコンより私は持ちやすかった

もちろん人それぞれの好みはあると思いますが、私は純正プロコンより持ちやすく感じました。

軽さもそうですし、グリップの安心感、あとは本体サイズが薄いのでそこまで手が大きくない私でも持ちやすいです。

ただ、小さいお子さんにはどうかと聞かれたらやっぱり少し大きいかなと。あくまでも成人男性で手が小さめの方にはオススメだと思います。

スティックは滑りにくい

スティックは形状がプロコンとは違い、スティックの上、丸の中央は網目状、周りは「 < 」の模様が時計回りについています。なかなか滑りにくくてスティック操作に安心感があります。手汗が多い私でも大丈夫でした。

でも、スティックの仕様についてはちょっと気になる点もあります。

スティックがプロコンより少し硬い

スティックを倒す、傾けた時の硬さがプロコンより硬いです。

PS4のコントローラーのスティックよりも硬いですね。力が必要なわけではありませんが、プロコンをしばらく使ってきた人だとスティックを使うカメラ操作に違和感を感じるかもしれません。

スティックの高さがプロコンより低い

HGワイヤレスバトルパッドターボProSW

スティックが硬いと言いましたが、スティック自体の高さも影響しているかもしれません。

スティックの棒の高さがプロコンよりも低い(短い)ので固く感じる可能性があります。

スティックを使うエイム、カメラ操作は難しいかも

スティックが硬いので視点移動、カメラ操作が少しだけ難しく感じました。プロコンだと滑らかに動かせていたのがバトルパッドターボに変えると急に動いてしまって少し酔いやすくなったり。

硬さだけでなく、もしかしたらスティックの反応曲線もプロコンと異なるのかも?スティックの傾け加減が浅いところから速度が速くなっているのかもしれません。

あとはデッドゾーンですかね。プロコンだとデッドゾーン、スティックの遊びがあまりありませんが、バトルパッドターボはデッドゾーンがかなり広めになっています。この辺も違いを感じてしまうかも。

右スティックを使ってエイムをしたりするゲームはちょっと難しいと思います。

フリークもPS4用なら装着できるけど注意したほうがいい点がある

高さが低いならフリークを使って高くしてあげればいい、ということでPS4用のFPSフリーク、VORTEXをつけてみました。※スイッチ用のフリークだとスティックの指を添える丸い部分がプロコンより大きいのでサイズが合いません。買うならPS4用がいいと思います。

ただ、スティックの高さが低いからか、フリークを取り付けるための爪がスティックを傾けた時にコントローラーに当たってしまい、動かすと細かい傷がついてしまいました。

HGワイヤレスバトルパッドターボProSW

フリークを取り付けるのであれば、グルグルと回してもゴツゴツと爪が当たらない位置を探しましょう。

例えばFPSフリークVORTEXなら下の画像の赤い丸の位置に爪がくるようにすると当たりにくくなりました。

HGワイヤレスバトルパッドターボProSW

お使いのフリークの形、爪の場所でも変わってくると思いますので、それぞれ調整してみてください。

もし、他のフリークで爪で固定しないタイプ(被せたり)があるのであれば、そっちのほうがいいかと思います。

これでプロコンくらいスティックが柔らかくなりました。でも、やっぱり右スティックでの視点移動が少し難しく感じます。デッドゾーンと反応曲線の違いでしょうか。絶対とは言えませんが。

ただ、スティック操作で武器の照準を合わせるようなシューティングゲームを遊ばないのであれば、問題ないと思います。例えばモンハンで剣士なら大丈夫でした。ガンナーだと大変かも。

ちなみにジャイロも使えるのでスプラトゥーンは大丈夫かと思いますよ。スティックに頼ることになる細かい操作でなければいいと思います。

ボタンの押し心地はプロコンより硬め

XYABボタンの押し心地はプロコンより硬いです。ポチポチとしっかり押す感じですね。

ボタンを押した時のカチッという音もプロコンより大きいです。気になる人は気になるかな?

逆にしっかり押した感じがした方が気持ちいい人はオススメかもしれません。押したって感じがします(笑)

ZLとZRはプロコンみたいなボタン式

HGワイヤレスバトルパッドターボProSW

ZLとZRボタンはプロコンと同じくボタン式です。ZLとZRについてはプロコンより押した感触は柔いです。

軽く押せばすぐに反応します。押しやすくラクだと思います。

ホームボタン、キャプチャボタンの配置がプロコンと違う

HGワイヤレスバトルパッドターボProSW

ホームボタン、スクショのボタンの配置がプロコンとは異なります。プロコンのホームボタンの位置にスクショボタン、プロコンのスクショボタンの位置にターボボタン(連射設定)があります。そしてホームボタンは方向キーと右スティックの間。

最初は押し間違えることも多いかと思います。ホーム画面を開こうとしてスクショを撮ったり、スクショを撮ろうとしてターボボタンを押したり。まぁ、ここは慣れだと思います。

4つある背面ボタンのうち手前の2つは押しやすい、奥の2つは癖がある

HGワイヤレスバトルパッドターボProSW

背面ボタンが4つあります。上の画像の赤い丸の場所です。

手前の大きいボタン2つは押しやすいですが、奥はちょっと癖があります。押し上げるような感じで押すことになりますが、指の位置によっては突起物を指で押し上げる感じになります。

それでも押し間違える、押し損なうということはありませんので大丈夫です。割と背面ボタンの中では押しやすい部類かと。

また、背面ボタンはマクロを設定することも出来ます。

マクロ設定、連射設定は簡単。もちろんコントローラーだけで設定可能

マクロ設定、連射設定はコントローラーだけで行なえます。連射はボタンを押している間だけ連射し続ける設定、押してなくても連射し続けるホールド設定があります。

細かい設定方法は公式サイトや説明書にありますので端折りますが、簡単操作ですので誰でも大丈夫です。ゲームを終了してもマクロは保存されますので次に使う時もそのまま使えます。

マクロは長押し、短押しにも対応

マクロ設定は長押しも短押しにも対応しています。例えばモンハンでボタンを数秒間押し続ける溜め斬りも設定できますし、一瞬だけガードという設定もできます。

マクロ設定時に自分が行った操作を忠実に再現してくれます。

ホームボタンでSwitch本体のスリープ解除はできない

ホームボタンではスイッチ本体のスリープ解除ができません。スイッチ本体の電源ボタンを押す必要があります。

無線でも有線でも使える(Switchのアプデ後も使用可※)

無線でも有線でも使えます。

※スイッチのアプデ後に使えなくなったという話もありますが、有線で接続してからケーブルを取り外すと無線で使えるようになりましたので大丈夫です。

もし、今後もスイッチのアップデートで使えなくなった場合はゲームテックの公式サイトをチェックしてみましょう。

純正プロコンよりやや遅延があるか

スティックの件もそうですが、もしかすると純正プロコンよりも遅延があるのかもしれません。操作していて少し、出が遅れる場面があるように感じます。

ボタンやスティックがプロコンより硬いのでそう感じるだけかもしれませんが...。

ゲームテックは分かりませんが、他社のサイバーガジェット製は純正プロコン(無線)よりも遅延があるということでしたので可能性はあると思います。社外品だとPDPやHORI以外は遅延が結構あるものが多いと思われます。

NFC対応のためamiiboを読み込める

NFCに対応していますのでamiiboも読み込めます。

あつ森のカードも使えますよ。モンハンでも大丈夫です。

ジャイロ操作も対応。スプラトゥーンも遊べる。

ジャイロ操作にも対応しています。スプラトゥーン2も遊べます。

ジャイロ操作のプロコンとの違いはすみません私がジャイロ操作は完全に初心者のため、比較が難しいです...。

どんな人にオススメなコントローラーなのか

今回はゲームテックのスイッチ用コントローラー「HGワイヤレスバトルパッドターボProSW」を使ってみた感想を書いてきました。

価格も私が購入した時は4,000円台で買えましたのでプロコンと比べると3,000円くらい安く買えます。かなりリーズナブルです。

それも踏まえて、このコントローラーがどんな人にオススメなのか考えると、

  • プロコン形状のコントローラーを安く買いたい
  • プロコンより少し軽いコントローラーがほしい
  • プロコンより持ちやすいコントローラーが使いたい
  • マクロ機能が使いたい
  • 連射機能(押しっぱ、ホールド)が使いたい
  • amiiboが使いたい
  • ジャイロ操作を使うゲームがしたい
  • 右スティックで敵を狙うようなゲームはしない
  • 背面ボタンが使いたい

という方に向いているかと思います。

以上です。

[amazon asin="B08L6PGHZ2" kw="ニンテンドースイッチ用無線コントローラ『HG ワイヤレスバトルパッドターボProSW(ブラック)』 - Switch"]
[amazon asin="B08L6NTVS2" kw="ニンテンドースイッチ用無線コントローラ『HG ワイヤレスバトルパッドターボProSW(レッド)』 - Switch"]
[amazon asin="B08L6NJSZF" kw="ニンテンドースイッチ用無線コントローラ『HG ワイヤレスバトルパッドターボProSW(ブルー)』 - Switch"]

-周辺機器のレビュー